ここ最近、新型コロナウイルスを重症化させるものとして、
喫煙習慣が話題になりましたが、「禁煙したい人」に朗報!
日本国内だけで185万部も売れてる、世界的な禁煙の手引書があります。
その本は、『禁煙セラピー』(アレン・カー 著、阪本章子 訳/KKロングセラーズ刊)。
著名人をはじめ多くの方が、この『禁煙セラピー』で禁煙に成功しています。
かくいう、私、KKロングセラーズオンライン編集部員Eも、『禁煙セラピー』で禁煙に成功した1人です。
10年前、禁煙外来に通い始めたものの、タバコがやめられず、病院の帰りに書店で買った『禁煙セラピー』を読んだおかげで、無事禁煙できたのです。実は、禁煙セラピーとの出会いは偶然ではなく、当時の勤めていた会社の上司も『禁煙セラピー』で禁煙に成功しており、「中頃まで読み進めれば、タバコを吸いたくなくなるよ。騙されたと思って読んでごらん」とすすめられていたのです。あの時、『禁煙セラピー』で禁煙し、まさか数年後に『禁煙セラピー』の出版社に就職するとは! これはすごい偶然です!!
当時の私が『禁煙セラピー』で一番、心にグッときた箇所を引用させていただきます。
さて皆さんがタバコに対して抱いている幻想を取り除いておきましょう。
タバコは習慣ではありません。「麻薬中毒」なのです。
なんとしてもこの中毒症と戦う術を学ばなければなりません。
気づかないうちに、私たちはタバコを定期的に買うのではなく買わなくてはいけなくなっているのです。
買わなければパニックに陥りますし、年をとるにしたがって買う量も増えていきます。
これは他の麻薬もそうなのですが、体内にニコチンに対する免疫ができ、体が吸収できる量がどんどん増えるからです。
禁断症状はあなたがタバコに火をつけるたびにリラックスできるようタバコ自身が作り出すものです。
ところが少し慣れてくるとタバコはこの離脱症状を完全に癒すことができなくなります。
吸い続けるにしたがってますます大量の痛みを体内に残していくのですから
これは小さすぎる靴を履くよりもっとばかげたことです。
また、一本吸い終わったらすぐニコチンは体内から消えるのですから、
ストレスのたまっている状況でチェーンスモーキングしてしまうのもあたりまえです。
「タバコが麻薬である」というようなことは、高校生の頃、保健体育の時間で聞いたことがありました。
ここまでは、ふ〜ん、という感じで読んでいたのですが、このすぐ後の文章が、
私がハッとさせられた箇所になります。
●四つの理由
もう一度言います。タバコは習慣ではありません。
タバコを吸い続けるのは体の中に住み着いた小悪魔のせいです。
小悪魔にはときどき餌が必要です。
いつ餌をやるかは喫煙者自身が決めるのですが、だいたい次の四つのどれか、
またはその組み合わせのときです「退屈しているとき」または「集中しているとき」
「ストレスを感じるとき」または「リラックスしているとき」ある効果を持っていたのが、二〇分後にはまったく逆の効果を発揮している麻薬など、他に存在しますか?
また、人間の生活のなかで、これら四つの状態のどれも当てはまらない状態など、睡眠中を除いてありますか?
本当のところ、タバコは退屈やストレスを紛らわせてくれもしなければ、
集中力やリラックス感を高めてもくれない……これらは皆、ただの幻想なのです。
ニコチンは麻薬であるだけではなく、強力な毒物でもあり殺虫剤にも使われています。
タバコー本に含まれるニコチンを直接血管に注入することで人間を死に至らしめることもできます。
またタバコには一酸化炭素をはじめいろいろな毒物が含まれています。
だからといってパイプや葉巻に切り替えようなどと考えないこと。
本書の内容はタバコの葉を使ったもの全体に当てはまります。
たとえば、コーヒーは、これから一仕事しよう!集中したい!とか眠け覚ましに、飲みます。
逆に落ち着きたいときには、ハーブティーを飲んだりします。
思い返してみれば、タバコは、集中したいときも落ち着きたいときも関係なく吸っていたように思います。
「それって万能じゃん!」と思う方もいるかもしれませんが、
私はこのとき、「あれ?そういえばおかしなものだな」と思うことができました。
この引用させていただいた箇所で、まず、「おかしいな?」という疑問がわき、
その他の部分を読んでいくと、
「タバコをやめられれば、こんなにたくさんよいことが待っている」という
「禁煙のメリット」がたくさん書いてあり、
読み終わる頃には、タバコが吸いたくなくなっていたのです。
〔じつはこの本、「禁煙のデメリット」についても公平にふれているのです。
が、この部分はとてもとても痛快ですので、ここでは割愛させていただきます(笑)。
ご興味ある方は、ぜひ本書で確認していただきたいと思います〕
禁煙に成功後、『禁煙セラピー』に書いてあった通りのたくさんのメリットを享受でき、
快適な生活を送れるようになったのは、今でも本当によかったと思っています。
アレン・カー/著、阪本章子/訳 本体900円 ISBN:9784845405053
世界15ヵ国で翻訳され、イギリス、ドイツ、オランダで毎年ベストセラー!!
成功率90%。本書であなたはタバコへの心理的依存から完全に解放される。
目次
私は世界一のニコチン中毒患者だった
なぜこんなにやさしく禁煙できるのか
なぜタバコを吸うのか、理由が答えられますか
あなたは罠にはまっている!
タバコを吸うのは、なぜ?
タバコは習慣ではない、麻薬中毒だ
タバコ会社の強烈な洗脳力
タバコは何も与えてくれない
ストレスを和らげるという幻想
退屈を紛らすという幻想〔ほか〕
著者について
アレンカー Allen Carr
33年間、1日100本のチェーンスモーカーだった。さまざまな禁煙方法を試しては失敗したあと、
1983年ついに世界中が待ち望んでいた「やさしい禁煙法」を考案。
本業の会計士業をたたみ、世界中の喫煙者をやめさせるという野望にのり出した。
著者の禁煙セラピーの評判は口伝えで瞬く間に広がり、世界中から喫煙者が集まっている。