チャーハン作りといえば、一見簡単そうですが、ご飯がベチャっとなりがち。中華料理店で食べれるような、あの、パラッパラッとした米粒がたっているかのような美味しいチャーハンは、おうちでは作れないの？？
じつは、あのパラパラご飯のチャーハン、おうちでも簡単にできる裏ワザがあるのです！
『このひと技でプロの味「料理のすごテク」』（料理の達人倶楽部編著／KKロングセラーズ刊）からご紹介いたします！
● パラパラチャーハンは、冷凍ご飯をチンして活用
パラパラご飯がチャーハンの醍醐味。固くなった冷やご飯のほうがおいしくできそうな気がしますが、
冷えたご飯は米粒がくっついていてほぐれにくく、具や調味料も混ざりにくいのです。
火力が弱い家庭のコンロでつくるなら、冷えたご飯しかないときは電子レンジなどで温めてから。
また、冷凍の残りご飯をラップをはずしてチンすると、ほどよく水分が抜けて、炒めたときにご飯がパラパラになりやすいです。
ただ温め過ぎると逆効果になるので、ご用心。
● 卵かけごはんでパラリとつくる、シンプル卵チャーハン
ご飯に火を入れはじめたら手早く仕上げるのが、パラパラチャーハンの大原則。
そのためには、前もって具材や調味料など、すべての下準備をすませておくことが大切。
ボウルに卵、味つけ用の調味料、ご飯を入れてよく溶き混ぜ、卵かけご飯にしておくのもスピードアップの隠れワザ。
炒める前に卵がお米の一粒一粒にからんでコーティングされているから、水分が入りにくい。
あとは強火で、フライパンをふりながらザッと炒める。
ご飯が粘らないようにしゃもじで切るようにしながら、とにかく手早く!
● マヨネーズで炒めるおすすめ裏ワザ
サラダ油の代わりに、マヨネーズで炒める裏ワザもおすすめ。
フライパンにマヨネーズを入れて火にかけ、溶けはじめたところで温かいご飯を加えて、混ぜながら炒める。
あらかじめご飯とマヨネーズを混ぜておくと、より簡単にパラパラになります。
● 炒める前に、ご飯に油をかけてほぐしておく
ご飯の下準備として、炒める前に、ご飯に油を混ぜて軽くほぐしておくのも、
パラパラチャーハン成功のヒミツ。フライパンの中で炒めながらほぐそうとすると、ご飯の粘りが出てベチャッとなる原因に。
● 隠し味に昆布茶を加えてうま味をアップ
チャーハンは、ご飯のパラパラ感と味つけのタイミングがポイント。
塩を入れると水分が出るので、味つけの塩・コショウは、具材を炒め終わった最後に。
このとき、隠し味に粉末の昆布茶を適量加えると、味にうま味とコクがプラスされて、 レストランの味になります。
● 仕上げのしょう油は鍋肌に落とすのがコツ
チャーハンの味付けにもひと工夫しよう。
ご飯と具を混ぜて、塩・コショウのあとに、しょう油を加える。
このとき、しょう油は必ず鍋肌にそって落とすのが、隠しワザ。 しょう油を焦がすことで、
香ばしい香りが立って食欲をそそるのに、しょう油をご飯の上に直接かけたら、
せっかくパラパラに仕上げたチャーハンが水分を吸ってしっとりしてしまう。
いかがでしたか？ぜひお試しください！
料理の達人倶楽部/編著 本体1,000円 ISBN：978-4-8454-5087-9
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ご飯、パスタから、缶詰、レトルト、
調味料までちょっとしたコツでいつもの料理がワンランクアップ！！
目次
第１章 ご飯・パンの裏ワザ
第２章 麺類・パスタ料理の裏ワザ
第３章 調味料、だし、ソースの裏ワザ
第４章 缶詰・レトルト食品・冷凍食品の裏ワザ
第５章 デザート・おやつの裏ワザ
第６章 キッチン用具の賢い裏ワザ
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