その一言をチェンジするだけで、コミュニケーション力アップ!!

お客様やお取引先様だけでなく、上司や同僚に対して、コミュニケーションを円滑に進めていく上で、
「こんなとき、どんなふうに言うと、失礼がなく、スムーズにいくのだろう……?」と悩むことはありませんか?
たとえば「どうしますか?」と言いたい、けれども、そのまま言うと、
なんだか投げやりのような印象を与えるのではないか……?
この場合は「いかがいたしましょうか?」と言い換えた方が、
いかにもお伺いを立てている感じがでて、丁寧に思えます。

今回は、よくある「この一言をこう言い換えれば、よりコミュニケーションが円滑になる」という
「一言チェンジ五〇選」を、コミュニケーション改善コンサルタントとして活躍中の
藤田由美子先生の著書『”もっと分かり合える”話し方』(藤田由美子 著/KKロングセラーズ刊)
からご紹介いたします。(以下、本文より引用)

●これだけはマスターしたい「一言チェンジ五〇選」

【すみません】
感謝にも謝罪にも、
呼びかけにも使える便利な言葉ですが丁寧に言い換えましょう。

「おいしいお土産をありがとうございます」
「お心遣い恐れ入ります」
「お返事が遅れて申し訳ございませんでした」
「お願いいたします」
「恐れ入ります」(店員さんを呼ぶとき)

【うるさくてごめんなさい】

「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」

【わざわざ来ていただいてすみません】

「ご丁寧にお越しいただきましてありがとうございます」
「ご足労いただき申し訳ございません」

【雨の中をすみません】

「お足元が悪い中、恐れ入ります」

【○○してあげようか?】

「○○させてもらえる?」 例「手伝わせてもらえる?」

【ちょっといいですか?】

「いま、よろしいですか?」

【今、お電話大丈夫ですか?】

「今、お話してもよろしいでしょうか?」

【熱があるので休みます】

「熱があるので休ませていただきます」

【ご一緒してもいいですか?】

「お供させていただけますでしょうか?」

【「○○さんですよね」】

「○○様でいらっしゃいますか?」

【□□様でございますね?】

「□□様でいらっしゃいますね」

【△△じゃないですかぁ(知っていて当然のような言い方)】

「△△なのはご存知でしょうか?」
例「最近、若者の間で流行っているのはご存知でしょうか?」

【やらせていただきます】

「お引き受けいたします」
伝えておきます
「申し伝えます」

【どうしますか?】

「いかがいたしましょうか?」(相手のために自分ができることを尋ねる時)

【どうしましたか?】

「どうなさいましたか?」

【ご質問はありますか?】

「ご質問はおありでしょうか?」

【わかりましたか?】

「ご理解いただけましたでしょうか?」

【ご参列ありがとうございます】

「ご臨席賜りありがとうございます」

【教えてください】

「ご教示願えますでしょうか?」

【○○さん呼んでもらえますか?】

「○○さんにお取次ぎ願えますでしょうか?」

【できるだけ頑張ります】

「ご期待に添えるよう努めます」

【一生懸命させていただきます】

「ご要望にお応えできるよう精進いたします」

【今、忙しいです】

「あいにく手がふさがっています」

【ひまですか?】

「お手すきでしょうか?」

【わからないです。知らないです】

「勉強不足で申し訳ございません」

【感心しました】

「感服いたしました」

【会ったことがあります】

「面識がございます」「お目にかかったことがございます」

【参考になりました】

「勉強になりました」「初めて知りました」「よく理解できました」(目上の方に)

【名刺を忘れました】

「あいにく名刺を切らしております」

【(交流会などで多数の方にお会いして)名刺がなくなってしまいました】

「お恥ずかしながら名刺の持ち合わせがございません」

【電話番号を頂戴できますか?】

「お電話番号を伺ってよろしいですか?」
住所・お名前等を含め他人に差し上げるものではないため「頂戴」はふさわしくない。

【知っておいてください】

「ご承知おきください」「お含みくださいませ」

【面倒なことをお願いして申し訳ございません】

「お使い立てして恐縮でございます」

【見ておいてください】

「お目通し願えますでしょうか?」

【そろそろ帰ります】

「そろそろ失礼いたします」

【あちらになります】

「あちらでございます」

【○○になります】

「○○でございます」 例「見積書でございます」

【こっち そっち あっち どっち】

「こちら そちら あちら どちら」
ちいさい「っ」を使わない方がより丁寧です。

【やっぱり よっぽど】

「やはり よほど」

【じゃあ】

「では」「それでは」

あなたの周りで、これらの言い回しを自然と使いこなしていらっしゃる方が存在するとしたら、その方はどんな方でしょうか? ほんの少しの言い換えで、信頼度が上がりますので、意識して使ってみられることをお勧めします。
〔記号(【】↓)はロングセラーズオンライン編集部記す〕

いかがでしたか? サラッと自然に、上記の言い回しが使いこなせたら、とても素敵ですね!

“もっと分かり合える”話し方
藤田 由美子/著 本体1,300円 ISBN:978-4-8454-2451-1
職場のコミュニケーション、人材育成、営業、プレゼン、接客、プライベート、
言いたいことが正しく相手に伝われば「すべてはうまくいく」。
1万人以上の声に寄り添い導いてきた経験をもとに
今日から使える具体的な解決策が満載。
目次
第1章 そもそも聞き手の感度は良好でしょうか?
第2章 そもそも話し手の音は良好でしょうか?
第3章 まずは一言チェンジ、一言プラスで差をつける
第4章 相手のYesを引き出す「納得5ステップ」
第5章 伝わる方程式をつかいこなす
第6章 幸せを呼び込む言葉・引き寄せる振舞い
第7章 心を動かすスピーチを頼まれたなら


著者について

藤田 由美子(ふじた ゆみこ)
東京都出身·福井県在住
オフィスマインドルージュ 代表
コミュニケーション改善コンサルタント·研修講師
美Woman College (女性のための思考·言葉·行動学び塾)主宰

平成2年から約7年間、 大手証券会社にて投資相談の窓口営業に従事。
カウンターでの接客応対、 電話によるセールス営業なと新規顧客開拓を得意とする。
その後、婚礼業界にて司会·コンサルタントとしておよそ2000組のカップルに携わる。
ホテル等の婚礼イベントの企画·演出·運営を手掛け、
集客新商品のプレゼンテーション等、顧客獲得にも注カする。
また婚礼専門店の立ち上げに寄与し、商品仕入れ、
ディスプレイ等のディレクション“売れるスタッフ”の育成に努める。
徹底した顧客第一主義とリスク管理·コスト改善に努め、トップセールスを維持。
平成24年、これまでの実績·経験を活かし、 研修講師として独立。
接客やクレーム対応、 営業販売強化等の指導にあたる。
「仕事も私生活も幸せの軸は人間関係にあり」と考え、
要望に応じた様々な場面での 「コミュニケーション改善研修」を実施。
受講者をひきつけている研修のモットーは
「明日からすぐに使える具体的トークと行動変容」とし、
リピート率は85%を超える。
日本交流分析協会認定 交流分析士2級
(一社)日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー, キャリアコンサルタント
2017年 第8回全国講師オーディション第3位
オフィスマインドルージュ

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