テレビで話題!「坂上どうぶつ王国」に出演の保護犬タックの物語

【『保護犬タック 命の奇蹟』
著者:ゆりあ(優李阿)先生からのメッセージ
――著者から皆さまへ 第6回】

拙著『保護犬タック 命の奇蹟』(KKロングセラーズ刊)は、

不思議な出会いから始まって、

愛と躾を通じて生まれ変わった保護犬のタックと、

サイキックな飼い主との愛の物語です。

ただ普通と違っていたのは、

飼い主がサイキッカー(超能力者)であったこと。

殺処分される一日前に引き取った

秋田犬とシェパードミックスの雄犬、タック。

元飼い主に咬傷犬として保健所に持ち込まれましたが、

誰もがスルーし、この犬を目にとめる人はいませんでした。

しかし、私は会った瞬間、心の中で、

何故か「この子だ」とつぶやきました。

人を信用せず、攻撃的で唸ることから

新しい引き取り手は現れず、

この犬を救えるのはもう自分しかいないと、

清水の舞台から飛び降りる気持ちで引き取ることを決意。

殺処分の期限最後の日、2016年10月4日の午後のことです。

 

出会ってからのこれまでの経過を振り返ってみると、

魔法がかかったように心ある人の手によって

命のリレーがバトンタッチされて、

一秒たりとも狂いなく、

あり得ないシンクロが重なって

導かれるように起こった奇蹟です。

人を全く信用しない猛犬が、

愛と躾によって、今は想像もつかないような

優しく賢い犬に成長していきました。

新しい飼い主となった私のもとで

タック(TAK)という名前を付けられ、

警察犬の試験に挑戦するまでに成長したのです。

この話は新聞、テレビ、そして「坂上どうぶつ王国」でも取り上げられました。

ここから、新しい人生ならぬ犬生が始まり、

運命の輪が回り始めたのです。

タックとの出会いは

私にとっても人生を180度変える神がかり的な奇蹟でした。

タックを通して、自分のためだけでなく

誰かのために生きることで

人って強くなれるんだと、私自身が実感しています。

闘病を繰り返して、人生のどん底にいた私が

タックと生きていくことで、人間らしい心を取り戻し、

私自身が生き返りました。

タックを助けたつもりが助けられてたことに気づきました。

私はタックと出会って、たくさんのことを経験させてもらい、

一緒に成長していくことで、自信がつきました。

そしてこの『保護犬タック 命の奇蹟』

書かせていただくことになりました。

タックは教えてくれました。どんなに問題ある子でも、

忍耐と訓練、そして最も大切な愛情で結ばれた

信頼関係を通して、素晴らしい伴侶になれるということを。

この本を通して、

殺処分対象でもタックのような素晴らしい犬たちがいる

ということを伝えたいのです。

そしてタックのように見捨てられた犬も、

どうにかして生きる可能性をつかんでほしい、

日本から少しでも虐待や殺処分をなくしたい

というのが、強い思いです。

私の出発点はここから始まりました。

私に今できることは、

この体当たりのストーリーを形にして発信することです。

 

 

殺処分という酷い現実をどうやって伝えて

知ってもらえばいいのだろう?

このような現実を無くすためには、

「一人一人の命に対する価値観を変えていくしかない」

と思いました。

人に噛みつく「咬傷犬(こうしょうけん)」とレッテルを貼られた、

殺処分の対象だった子が、

地獄の淵から這い上がって、

ここまで上り詰めることが出来た過程を

実際に見てもらい、

殺される運命にある子を

どうにかして助けてあげたいと

思ってくれる人が一人でも増えますように。

タックを先頭に、死ぬ運命にある子たちも、

誰かの目に留まって、

あの『蜘蛛の糸』のように皆が続いて、

一緒に這い上がってこられるように、

そんなチャンスが増えてくることを念じて書きました。

これからも様々なことに挑戦し続けるタックが、

他の犬や猫を救える道を

切り開こうとしていると信じています。

第二のタックのストーリーは、

これから出会うあなたの犬かもしれません。

今はだれが見てもタックが保健所出身の犬とは思いません。

私とタックはこれからも二人三脚で力を合わせて

生きている限り、あらゆる可能性に挑戦し続けて、

お話を伝えていきます。

世の中には、理不尽にも人間の勝手な都合で捨てられて、

生きることを許されない命が

たくさん存在していることを知ってほしい。

今この瞬間にでも、殺処分は行われていて、

物言えず亡くなる命がたくさんあるのです。

彼ら自身は生き方を選ぶことができない。

変えなければならないのはいつも人間の方です。

動物を見殺しにするのも人間。

そしてそこから救い出せるのも人間です。

みんな生きたい、生きていて幸せになりたい。

だから、今、飼い主のない子たちに

もう一度生きる機会を与えてほしいのです。

もし、新しいペットを考えているのなら、

アニマルシェルターや保健所から貰ってください。

そこにはあなたの運命の子が待ち構えているかもしれません。

その子はあなたの人生をより良く変える

運命共同体になり得るのです。

今不幸な状況にいる子たちにも

救いの手が差し伸べられて、

一匹でも多くの子に幸せな奇蹟が起こる

ということを祈るばかりです。

この本を通して、価値観が少しでも変わってくださる方が

多くなりますよう。

悲惨な状況にある犬や猫たちへの

何かしらの改革の第一歩になることを信じています。

 

〔寄稿/サイキックカウンセラー:ゆりあ(優李阿) 〕


『保護犬タック 命の奇蹟』
ゆりあ(優李阿)/著 定価:1430円(本体1300円+税10%)

ISBN:978-4-8454-2474-0
造本:四六並製

殺処分直前から始まった「シンデレラストーリー」
テレビで話題!「坂上どうぶつ王国」に出演。

人間は敵だ
生後5カ月で「咬む犬」として
飼い主に保健所に持ち込まれたタック。
ひどい虐待を受け、その恐怖から
心を閉ざし、人を全く信用しなく
なってしまった。

みんな生きたい、
生きて幸せになりたい。
だから、今、飼い主のいない子たちに
もう一度生きる機会を与えてほしい。

タイムリミット直前に
著者に救い出され
二人三脚で警察犬の
可能性に賭けて
「捨て犬の希望の星」
と呼ばれるまでに成長
していった命のドラマ。

愛情と環境によってだれもが生まれ変わることができるのです。
保健所の犬は「噛みつく、怖い、悪い犬」
そんなことは絶対にありません。
甘えることも、愛されることも、守られることも
ただ知らなかっただけなんです。
犬たちは分かっています。
あなたのそばにいるためにはどうしたらいいのかを。
彼らは教えたら考えて学びます。
人が変われば 犬も変わる…
変わらなくてはならないのは いつも人間です。
向き合う人で 犬は変わってくるのです。

【目次】

まえがき
第1章 命のタイムリミット
●運命的な出会いは突然に
●死神からの挑戦状
●次々と押し寄せる病に苦しめられた日々の中で
●死神との契約
●実験犬シロの願い
ほか。

第2章 咬傷犬と呼ばれて
●即殺処分に回された犬猫は殺処分の数にカウントされない
●咬むのは攻撃性からではなく「恐怖心」から
●アメリカからやってきた犬「タック」
●君を迎えに来たよ
●人間は怖くないんだよ
●私は味方だから大丈夫
●極まってきたサイキック能力
ほか。

第3章 捨て犬の希望の星 タック
●警察犬訓練所に移動・嘱託警察犬の試験目指す
●警察犬の試験への道ができている
●驚くべき天珠のパワーてんじゅ
●自分に合った天珠を身に着けると願いが叶いやすくなる
●天珠で人を救うことができる、動物も救うことが可能になる
●ペンは剣よりも強し・マスコミ報道で保護犬の広告塔に
ほか。

第4章 運命共同体と助け合って生きる
●我が家に帰ってきたタックと一からやり直し
●お帰りタック、ここがあなたのおうちよたける
●猫の尊とタックはいつも一緒に寝て、遊んで、食べるように
●全く外に出たがらないタックのお散歩デビューへの道
●問題行動のある犬は、ほとんど飼い主に問題がある
●五カ月過ぎてようやく遠出もできるように
●たけるが訓練士に
ほか。

第5章 運命は変えられる
●お化けモンステラの恩返し
●願いをかなえるガネーシャ様が我が家にやってきた
●ガネーシャ様はあらゆる障害を除く、学問と商売繁盛の神様
●最初のお願いは「猫のちゃとるを探して」
●タックもちゃとるもガネちゃんが大好き
●寒い冬に起こった奇蹟
●神様に愛される人
ほか。

あとがき

著者について

ゆりあ(優李阿)

山口県在住。サイキックカウンセラー
農学博士(専攻は農業気象)。
気象予報士の資格を持ち、
以前は地元で大学の非常勤講師、お天気講座や講演会などを開催。自然科学的な研究をしながらも、非常にスピリチュアルで人に見えないものが見える不思議な能力をもつ。透視を主とするサイキックリーディングで、魂の状態を読み取る心情透視や想念伝達で心を読み取ることを行う。
人の運気の流れやツキを読み取ることと、建物など物体の波動や気の流れをある程度把握することができる。
そして、動物と想念伝達で会話して仲良くするのを得意とする。著書に『ゆりあ先生のツキが降りてくる魔法』『涙がとまらない猫たちの恩返し①』『心からありがとう 猫たちの涙がとまらない感動物語』『涙がとまらない犬たちからのメッセージ』『猫が生まれ変わって恩返しするとき』(当社刊)等。

サイキックカウンセラー優李阿オフィシャルブログ