唐揚げについてくるレモン、絞る?絞らない?

居酒屋で、唐揚げが出てくると、

「レモン絞りますねえ」

と、すぐ反応する人を

みなさんはどう思われますか?

気配りができる人?

気が利く人?

いい人?

親切な人?

私のように昭和生まれの女にとっては

たかがレモン、されどレモン。

以前、「率先してレモンを絞る女性はモテる」という

どこかの雑誌で書いてあった情報を鵜呑みにして

我先にとレモンを絞っていたっけ。

 

でも、本当に「率先してレモンを絞る女性はモテる」のでしょうか?

「せっかくのカリカリ触感の唐揚げが

 レモン汁によって、シナシナになるのは嫌だな」

という人もいませんか?

酸っぱいものを苦手な人もいませんか?

 

そこで、次なるモテテクとして浮上してきたのは、

『レモンは、黙って絞るべからず、

 必ず「絞ってもいいですか?」と聞くのがよろしい』

です。

……う~ん、それも違う気がする。

だって、

「絞っていいですか?」と聞かれ

大多数が「いいよ」と言っている中、

「あ、私は嫌です!」と自己主張できる人が何人いるのでしょうか?

そもそも、率先してレモンを絞る行為は

本当にまわりの人のための行為なのでしょうか?

「気配りができる人」

「気が利く人」

「いい人」

「親切な人」

と思われたくてやっているのではないでしょうか?

時には意識的に。

時には無意識に。

 

 

似たような例として、

昔、合コンにて、

「今夜は人気No.1になるぞ!」と、

料理を取り分けたり、ドリンクのオーダーを率先してとったりして、

アピールしてみたことがあります。

結論から言えば

「富田〔=編集者T〕は最高の幹事」

と位置付けられただけでした。

 

なぜ目論見は失敗したのでしょうか?

おそらく、私は、相手を見ていなかったのかなと思うのです。

空になったグラスばかり気になって

「はいはい、次のドリンクはどうする?」と

どんなに会話が盛り上がっていても、それを遮るかのように

ドリンクのオーダーをとっていた。

幹事というより、もはやお店の人。

モテる以前のお話です。

 

 

先日、著者さまとの打ち合わせの際、

「志乃〔=編集者T〕さん、先週お誕生日だったよね」

と、素敵な花束をプレゼントしていただきました。

「先週は〆切だとおっしゃっていたし、

 緊急事態宣言さなか、

 ゆっくりお祝いできなかったかなと思ってね」

とお気遣いくださったのです。

たしかに、日程の調整の際、

「この週は〆切だからバタバタしているので、

 次週にしていただきたい」

とそんなメッセージをお送りしましたが、

でもそのたった一行で、

相手の状況を想像し、お花をご用意くださるなんて、

「あぁ、これが気配りなのだ」と実感しました。

そして、

なによりもうれしかったのは、お花たちがピンクだったこと。

「富田さんは元気印だから、黄色をイメージしました」

「志乃さんはクールだから、ブルーにしました」

お花をいただくとき、いつもそんなメッセージを添えられていたけれど、

「私だってピンクがいい! 私はピンクが好きなのにーっ!」

と心の中で思っていたのも事実。

だからこそ、自分の思い込みや先入観ではなく
きちんと相手のことを見てプレゼントを贈る。 これが最高の気配り。

『唐揚げについてくるレモンを絞るか、絞らないか』のように、

「気配り」も時代によって変化します。

・相手がどう思うか。

・相手がどうして欲しいのか。 

つまり、本当の気配りとは「相手ファースト」なのですね

〔文/KKロングセラーズ 富田志乃(編集者T)〕


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著者について
株式会社 感動集客(カンドウシュウキャク)
ネットコンサルティングの中でも、
競合が見えていない「俯瞰したキーワード」からのWeb戦略に高い定評を持つ。
個人事業主の店舗集客も、アメプロなどを使い、
前年以上の売り上げに大きく貢献している。
個別コンサルの予約は半年先まで待ちの状態である。

株式会社 感動集客 オフィシャルサイト