居酒屋で、唐揚げが出てくると、
「レモン絞りますねえ」
と、すぐ反応する人を
みなさんはどう思われますか?
気配りができる人?
気が利く人?
いい人?
親切な人?
私のように昭和生まれの女にとっては
たかがレモン、されどレモン。
以前、「率先してレモンを絞る女性はモテる」という
どこかの雑誌で書いてあった情報を鵜呑みにして
我先にとレモンを絞っていたっけ。
でも、本当に「率先してレモンを絞る女性はモテる」のでしょうか?
「せっかくのカリカリ触感の唐揚げが
レモン汁によって、シナシナになるのは嫌だな」
という人もいませんか?
酸っぱいものを苦手な人もいませんか?
そこで、次なるモテテクとして浮上してきたのは、
『レモンは、黙って絞るべからず、
必ず「絞ってもいいですか?」と聞くのがよろしい』
です。
……う~ん、それも違う気がする。
だって、
「絞っていいですか?」と聞かれ
大多数が「いいよ」と言っている中、
「あ、私は嫌です!」と自己主張できる人が何人いるのでしょうか?
そもそも、率先してレモンを絞る行為は
本当にまわりの人のための行為なのでしょうか?
「気配りができる人」
「気が利く人」
「いい人」
「親切な人」
と思われたくてやっているのではないでしょうか?
時には意識的に。
時には無意識に。
*
似たような例として、
昔、合コンにて、
「今夜は人気No.1になるぞ!」と、
料理を取り分けたり、ドリンクのオーダーを率先してとったりして、
アピールしてみたことがあります。
結論から言えば
「富田〔=編集者T〕は最高の幹事」
と位置付けられただけでした。
なぜ目論見は失敗したのでしょうか?
おそらく、私は、相手を見ていなかったのかなと思うのです。
空になったグラスばかり気になって
「はいはい、次のドリンクはどうする?」と
どんなに会話が盛り上がっていても、それを遮るかのように
ドリンクのオーダーをとっていた。
幹事というより、もはやお店の人。
モテる以前のお話です。
*
先日、著者さまとの打ち合わせの際、
「志乃〔=編集者T〕さん、先週お誕生日だったよね」
と、素敵な花束をプレゼントしていただきました。
「先週は〆切だとおっしゃっていたし、
緊急事態宣言さなか、
ゆっくりお祝いできなかったかなと思ってね」
とお気遣いくださったのです。
たしかに、日程の調整の際、
「この週は〆切だからバタバタしているので、
次週にしていただきたい」
とそんなメッセージをお送りしましたが、
でもそのたった一行で、
相手の状況を想像し、お花をご用意くださるなんて、
「あぁ、これが気配りなのだ」と実感しました。
そして、
なによりもうれしかったのは、お花たちがピンクだったこと。
「富田さんは元気印だから、黄色をイメージしました」
「志乃さんはクールだから、ブルーにしました」
お花をいただくとき、いつもそんなメッセージを添えられていたけれど、
「私だってピンクがいい! 私はピンクが好きなのにーっ!」
と心の中で思っていたのも事実。
だからこそ、自分の思い込みや先入観ではなく
きちんと相手のことを見てプレゼントを贈る。 これが最高の気配り。
『唐揚げについてくるレモンを絞るか、絞らないか』のように、
「気配り」も時代によって変化します。
・相手がどう思うか。
・相手がどうして欲しいのか。
つまり、本当の気配りとは「相手ファースト」なのですね
〔文/KKロングセラーズ 富田志乃(編集者T)〕
★さて、今週のおすすめの一冊は……。
『ネット集客でお客様を集めるにはどうすればいいですか?——世界一わかりやすくて確実な集客法』
感動集客/著 税込1,320円(本体1,200円+10%)
ISBN:978-4-8454-5015-2
造本:B6変形並製
あなたは、ネット集客で
・新規顧客から問い合わせのメールすら来ない
・専門業者に頼んでもうまくいかない
・高額のSEO対策をしてもダメだった
・SNSでの効果的な活用方法が分からない
・アメブロに読者が集まらない
——こんな悩みをかかえていませんか?
何をやっても、お金をかけても、
うまくいかなかったのには理由がある!
誰も詳しく教えてくれなかった、
Webサイトに見込み客を長期的に集める方法を
個別コンサル半年待ちの著者が伝授! !
ネット集客は最初のプラン作りで9割決まる!
あなたが求める見込み客だけを
集めたいと思いませんか?
【目次】
序章 ネットを活用しても集客が出来ない理由
第1章 設計図の重要性
第2章 Webサイトを強固な媒体にする
第3章 デザインの基礎を学ぶだけで差別化
第4章 ソーシャルメディアの活用方法
第5章 リピーターを生み出すメルマガの有効な活用法
最終章 非効率の先に生まれるものが「新しい価値」
著者について
株式会社 感動集客(カンドウシュウキャク)
ネットコンサルティングの中でも、
競合が見えていない「俯瞰したキーワード」からのWeb戦略に高い定評を持つ。
個人事業主の店舗集客も、アメプロなどを使い、
前年以上の売り上げに大きく貢献している。
個別コンサルの予約は半年先まで待ちの状態である。