「コロナうつ病」あなたは大丈夫?

依然として終わりが見えない「コロナ禍」。
ここ半年、毎日飛び込んでくる暗いニュースにメンタルが参っている方も多いのでは?
そんなあなたは「コロナうつ病」かもしれません。

新型コロナウイルスの影響で起こることが心配されるうつ病と心身症の複合症を、
精神科医の浅川雅晴先生は、「コロナうつ病」と名付けて、警戒を呼びかけています。
今回はその浅川雅晴先生の著書から、
「コロナうつ病」の危険な兆候や具体的な症状についてご紹介いたします。
(以下、本文より引用)

◆悩みが発生すると脳からのセロトニンが急激に減ってくる
新型コロナで会社、学校に普通に行っていた環境がまったく変化してしまう。
今まで通りに会社、学校に行けなくなる。
一日、二日、三日間はそれなりにしたいことをして過ごせる。
三日以上生活が変わることによって「ここから先どうしよう?」と言う悩みが発生してしまう。
悩みが発生することで脳から分泌されるセロトニンが急激に減る。
セロトニンが減るとどうなるか?人の体と感情に異変が起こってくる。
血液の流れにセロトニンが運ばれる。
「毛細血管まで運ばれる」のである。 運ばれたセロトニンは細胞の修復をする。
深い睡眠がとれる人は眠っている間に細胞修復が行われている。
「あ〜あ、スッキリした。よく眠れた 」スッキリ感は体が軽くなっていく。
眠っている間に疲れた所を修復しているからである。
人が悩みを抱えると、深い睡眠が取れなくなる。
そのため疲れた体のダルさを残したまま次の日を迎える。
疲れが溜まったままになる不眠症状が始まる。まぎれもなくうつ病がスタートする。

◆うつ病はこんな病状で始まる
(1) 身体がダルイ。
(2) ヤル気がなくなる。希望の光が消える。
(3) 食欲がなくなる。
(4) 不眠を気にして、酒を飲むようになる。
(5) 人と会いたくない。「人と合わせるのが苦痛になる」。
だから、人と会わない、しゃべらなくなる。
(6) 散歩も面倒臭くなる。動くことが苦痛になる。
(7) 笑わなくなる。
(8) 風呂に入るのも面倒になる。
(9) 男性はヒゲを剃るのが面倒になる。
(10) 女性は化粧をしなくなる。髪を整えなくなる。
(11) 洗濯を面倒くさく思う。
(12) ゴミ出しをしなくなる。
(13) 同じものをいつも食べるようになる「ラーメン、ギョウザ、チャーハン」。
(14) 深夜まで起きている。
(15) 朝起きると身体の関節に痛みが生じる。
(16) 太陽が気持ち良いと外出したくなるのだが、気持ちが良いと思わない。
(17) 掃除をしなくなる。
(18) 風呂、台所、トイレ等水回りが汚い。
(19) 食事も面倒で、「カップヌードル」で済ませてしまう。
(20) 目の奥が重だるい、痛みも少しある。
(21) 今まで興味を持っていたことが興味がなくなる。
(22)「 趣味」に出かけなくなる。

※以上の症状が一つでもある人は、うつ病が始まる危険がある。
※以上の症状が二つ以上ある人は、うつ病に入っている可能性がある。
早くメンタルクリニックに行き診断を受けよう。
※早期発見は早く薬とカウンセリングで治せる。
※放置することによって、突然自殺になってしまう危険性がある。