【一流の人は知っている ハラスメントの壁】
3月の新刊情報

3月の新刊3冊をご案内いたします!!

(1)ジャンル:ビジネス書・新書


『一流の人は知っている ハラスメントの壁』

吉田 幸弘:著
(人財育成コンサルタント·上司向けコーチ)

ISBN:978-4-8454-5134-0
造本:ロング新書

「自分は大丈夫」と思っていませんか?
「良かれと思って」「そんなつもりはなくて」でも、
たったひと言で、ハラスメントの壁を越えて、
すべてを失うこともあります。
ハラスメントの境界線はお互いの「信頼関係」
3万人の管理職を見てきたプロが教える、
一流のコミュニケーション術。

*

【読者のみなさまへ 著者:吉田幸弘からのメッセージ】

新たな法律の制定によりハラスメントに厳しい時代が到来しました。
「叱ってはいけない」などと不要にハラスメントを
恐れてしまっている人もいるかもしれません。

そんな困っているリーダーの方々の参考になるように、
正しくハラスメントの意味を理解しておけば
何も恐れる必要はないということをお伝えしたく、本書を書きました。

本書は裁判例や法律の観点からではなく、
3万人以上のリーダーと接してきた著者が現場の視点から解説をしたので、
実践的な一冊になったと自負しております。
読みやすいように事例も豊富に織り交ぜました。

本書をお読みいただくことで、
「ハラスメントに対する不安」は何もなくなるかと思います。
ぜひお手にとってみてください。

〔吉田幸弘〕

「良かれと思って」「そんなつもりはなくて」
でも、たったひと言で、ハラスメントの壁を越えてすべてを失うこともあります。
「自分は大丈夫」と思っている人も、
いつの間にかハラスメント行為者になっていることも。
だからと言って「パワハラ扱いされるのではないか」とリーダーが不要に怖がって、
部下に「何も言わない」「注意をしない」では強い組織はつくれません。
怒鳴ったり、精神的圧迫を与えるのはハラスメントですが、
部下の行動改善を目的に「叱る」ことは
むしろリーダーの役目です。ハラスメントの境界線は「信頼関係」
3万人の管理職を見てきたプロが教える、一流のコミュニケーション術です。

【目次】

まえがき
プロローグ ハラスメントがより問題になってきている
── 大切なのは信頼関係をしっかりつくること

法律によりパワハラに厳しい時代が到来
セクハラの規制も強化された
新しいハラスメントの出現
ハラスメントの境界線は相手側にある
良かれと思ってやっていることがハラスメントになることも
部下の行動改善を目的に「叱る」ことはむしろ必要
ハラスメントの壁を把握して叱って成長させる

第1章 良かれと思っているのは自分だけ? 相手を怒らせる危険な言葉

1 たった一語で相手への印象は「天」と「地」の差になる
2 気遣いが時に相手を怒らせる!
3 間違いは指摘してあげたほうがいい?
4 順番・秩序を軽視すると危険です
5 安心感を与えたつもりの言葉がパワハラになることも
6 パフォーマンスの悪い部下ばかりにフォーカスしてはいけない
7 部下から上司へ、逆ハラスメントを受けたらこう対応しよう
8 打ち解けたいと思っているのはあなただけかもしれません
9 LINEを使う時の注意点
10 年齢・性別・国籍によるハラスメントをしないように注意しましょう
11 みんなの前ではなく一対一で褒める
12 上から目線に感じられる言葉を使わない

第2章 問題が起きる前に まず聞き上手になろう

1 人は思っているほど相手の話を聞いていない
2 相手が話しにくくなる相づちは使わない
3 話題を奪う人にならない
4 質問したからといって、相手は話を聞きたいわけではない
5 物わかりのいいふりをしない
6「なぜ」で問い詰めない
7「最近どう?」「何でも聞いて」はNGワード
8 報連相はこうすれば上がってくる
9 部下から文書を受けた時にやってはいけないこと
10 セカンド・ハラスメントをしていませんか

第3章 ハラスメントにならない頼み方

1「何を伝えたか」ではなく、「どう伝わったか」がすべて
2 なぜお願いするのかを省略しない
3 伝わらないNGワードを使わない
4「指示」ではなくて「相談」する
5 難しい仕事はこう頼む
6 部下の責任をゼロにしない
7 部下はリーダーとしての言葉を聞きたいのです

第4章 ハラスメントしないための心得

1 まずは信頼関係の確保から
2 テレワークの導入で、よりハラスメントが増えている?
3「常識」という言葉に振り回されていませんか
4 短期的に怒りを鎮める方法を知っておく
5 自分がイライラしやすいのはどんな時か把握しておく
6 自分を褒める習慣を身につける
7 部下の長所を探しておこう

第5章 新しい時代のコミュニケーション

1 外見よりも中身を褒める
2 リモートワーク・ハラスメントが問題になっている
3 テクニカル・ハラスメントにも注意する
4 パーソナル・ハラスメントを防ぐため、
できる人ほど相手の外見に触れない
5 女性リーダーは男性部下をこう動かそう
6 女性の部下には結果よりプロセスを評価しよう
7 相談回数が多い女性 相談に来ない男性
8 なぜ多くの女性はリーダーになりたがらないのか
9 叱らないことがむしろ差別になる
10 時短勤務の部下への仕事の頼み方はどうすればいいか
11 優秀な部下に妊娠の報告を受けた時
12 働きすぎの女性部下に負荷を与えすぎていませんか
13 育休を申請してきた男性にはどう対応する?
14 解決よりもまずは共感から
あとがき

著者について
吉田 幸弘(ヨシダ ユキヒロ)
リフレッシュコミュニケーションズ代表
人財育成コンサルタント·上司向けコーチ
学校法人や外資系企業でリーダーに抜擢されたものの、
生来の怒りっぽさからチームをまとめることができず、
3度の降格人事を経験する。
その後「部下を承認し、補佐役に回るマネジメント」を会得し、
敏腕リーダーとなり、 チームの業績を劇的に向上させる。
現在は経営者中間管理職の方向けに、 人材育成、 チームビルディング、
売上げ改善の方法を中心としたコンサルティング活動を行っている。
全国の企業、商工会議所、官公庁などで講演·研修に登壇しており、
累計の受講者数は3万人を超えている。
わかりやすく実践的な内容が好評を得ている。
NHK朝のニュース番組 「おはよう日本」、日本経済新聞、
THE21、日経ウーマン、 ダイヤモンドオンライン
などメディアでも多数紹介されている。

著書は『リーダーの一流、二流、三流」(明日香出版社)
『どう伝えればわかってもらえるのか? 部下に届く 言葉がけの正解』
(ダイヤモンド社)など多数。

(2)ジャンル:文学・児童書

『日本一わかりやすい 〈新訳〉星の王子さま』

サン=テグジュペリ/著
永嶋 恵子/訳
(ライター・絵本翻訳家)
ISBN:978-4-8454-5135-7
造本:四六並製

今こそ読みたい名作!
本当の優しさと愛おしさ
人間として一番大切な
ものを教えてくれる

目に見えないものを信じることて
あったかい気持ちになる

ぼくは、大人が喜ぶ話をするのが苦手だ。
ものわかりのいい人と話すのが苦手だ。
だから、いつもひとりきりで暮らしてきた。
それで心をすっかり開いて、ほんとうのことを
話す相手がいなかった
そう、六年前、 ぼくが操縦していた飛行機が
サハラ砂漠で不時着するまでは一(本文より)

著者・翻訳者について
サン=テグジュペリ(サンテグジュペリ)

永嶋 恵子(ナガシマ ケイコ)
青森県生まれ。
ライター・絵本翻訳家。
共訳書に
『かわいいひかりのこたち』
『ほしのこどもたち』
『はなのこどもたち』
『雨だれぽとり』(いずれも童心社)
『クリスマスってどんなひ?』(サンパウロ)
など。

(3)ジャンル:ビジネス書・地球環境


『地域や漁業と共存共栄する 洋上風力発電づくり』

渋谷 正信:著

ISBN:978-4-8454-2473-3
造本:四六並製

日本にも世界が認める
水中のエコロジカルデザインのできる
トップダイバーがいた。
彼は今、脱炭素化社会に向けて
スーパーSDGsな洋上風力づくりに取り組んでいる。
テレビで話題!
「プロフェッショナル~仕事の流儀~」(NHK)
「情熱大陸」(毎日放送)他出演。


*

洋上風力発電はエネルギー問題だけではなく、
漁業や地域の活性化、海の環境のことまで解決する
スーパースターだと確信しています。
これは日本発の技術であり「海の恵みに感謝する」という
哲学として世界に広げることができたら、
どんなにか素晴らしいことでしょう。

【目次】

はじめに ── 地球が喜ぶスーパーSDGsな洋上風力づくり

第一章 洋上風力発電との出会い

洋上風力発電はじめ、海洋エネルギーに取り組む理由

自分は海を破壊しているのではないか、という葛藤の日々

東京アクアラインが教えてくれた ──
海の中の構造物は海を破壊しているのではない

アクアライン「風の塔」の水中部に集まっていた
たくさんのクロダイやメバル

私の役割は海の中の構造物と生態系の関係を観察して
発信すること

藻場がどんどん消失し砂漠化している日本の海

目が離せなくなった、アメリカの展示会で見た洋上風車の写真

第二章 海の破壊者、海に感謝する

潜水士として四〇年以上、海に潜ってきた

弟の死、部下の裏切りから人生が大転換

「内観」で両親への感謝が湧き上がる

そして海への感謝、すべては海のおかげだった

海に迷惑をかけてきたことは何か

海の中の構造物のまわりに、こんなに魚が集まってきている!

海に恩返しできるとしたら

日本中の海に潜って海の中がどうなっているのか実態を調査

地球のピンチを救えるかもしれない洋上風力発電

第三章 洋上風力発電の先進地・ ヨーロッパの海

三〇年も前に洋上風力発電を始めたデンマークの先見性

一〇年前からヨーロッパの洋上風力発電を見て回る

原発に見切りをつけて洋上風力発電に舵を切ったヨーロッパ

海の中の環境はどうなっているのだろう

オランダ・イマーレス研究所が教えてくれた
「海はとても豊かになっている」

実際に潜ってわかった「ヨーロッパの海は砂漠化していない」

ヨーロッパでは漁業者が海を大切にしている

一二センチに満たないホタテは海に戻す自主規制

五〇年間まったく変わっていない漁獲量

洋上風力発電を軸にすべてが共通の認識をもって動く必要性

第四章 日本の海の現状

日本の海では海藻が消失して砂漠化が広がっている

藻場が消えると生態系のバランスが崩れる

海面下の構造物を工夫することで海の大ピンチは救える

第五章 日本の海でどのような洋上風力発電をつくったらよいか

漁業者の理解なしには洋上風力発電を進めることはできない

洋上風力発電と漁業との共生の先行事例づくり

海の変化がわかる貴重なデータがとれた

風車ができて二年後、海が劇的に変わった

五島の洋上風力発電の下は生き物の宝庫

第六章 漁業や地域と共存共栄する洋上風力発電づくり

本当に地域を豊かにするにはどうすればよいのか

地域の人を幸せにするための仕組みづくり五つのポイント

五島での仕組みづくり実践法

風車を軸に漁場全体をデザインする

洋上風力発電を中心としたデザインができれば世界中から人が集まる

第七章 地球が喜ぶ洋上風力発電を目指して

人間の都合ばかりを優先した開発や漁業はやめよう

私たちは地球のものを使わせてもらっている

地球にしてもらったことに感謝する

洋上風力発電をつくるには事前調査とコミュニケーションが重要

海域全体のバランスを調えるスーパーハーモニーデザイン

日本発の技術と哲学(海の恵みに感謝)を
世界に広げることができたら

コラム01 地球温暖化と海の環境
コラム02 ヨーロッパの洋上風力発電の歴史と現状
コラム03 モナコ公国に招待され基調講演を行う
コラム04 地球環境を大切にする海洋の人材育成
コラム05 SDGsを達成するために

おわりに

著者について

渋谷 正信(シブヤ マサノブ)

1974年プロのダイバーを養成する海洋開発技術学校深海潜水科入学。
卒業後、潜水士として世界各地の海洋工事に携わり、潜水時間は3万8千時間を超える。
1995年の阪神淡路大震災・2011年の東日本大震災では、被災地のボランティア活動にも参加。
一方、海の自然環境を回復させる「海中の森づくりプロジェクト」も推進、
海中の診断士として、日本国内・外の海中生態系調査を行っている。
2010年より海の生態系や漁業と海洋再生可能エネルギーが共生・協調するモデルづくりをすすめ、
地球が喜ぶ水中のエコロジカルデザインを開拓、
次世代につなげる持続可能な社会を促進させる活動を積極的に行っている。
株式会社渋谷潜水工業代表取締役。一般社団法人海洋エネルギー漁業共生センター理事。
著書
『海のいのちを守る』(春秋社)
『イルカに学ぶ癒しのコツ』(駿台曜曜社)など。
TV出演
『プロフェッショナル~仕事の流儀~』『潜れ!さかなクン』(共にNHK)
『情熱大陸』(毎日放送)
『夢の扉』(TBSテレビ)