夢を実現したい!でもどうすれば……?

●願望達成を早める図解瞑想
では願望成就の時間をどのように見積ればよいだろうか?
たとえば、ある新型の自動車が欲しい場合、あるいは百万ないし二百万円の金が欲
しい場合を考えてみよう。
もし、その人の経済事情が悪いのなら、かつ、まだ充分な信念がないけれども、
いままで述べてきた「見えざる真理」を若干理解しているならば、一年ないし三年を期待するのがよいだろう。
ただし、祈りや想念を少なくとも毎日二分間(朝晩一分間ずつ)まじめに続けることが必要である。
一年と三年はだいぶ違うが、右のように書いても、人によって経済事情や信念などがかなり異なるからである。
一日二分間でなく、もっと多く有効に想念するなら実現がより早まるだろう。
では経済事情や条件が悪いけれども、見えざる真理をある程度理解し、すでにある程度の自信がある人ならば、
どうであろうか?この場合は、一日二分間の有効な想念で、二か月ないし一年半を想定しておくのがよいだろう。
次に想念や祈りなどをある期間続け、次第に願望の実現が近づいているという自信、たとえば、その物を買うための貯金が増えつつある、
あるいは別の意味において、目標が次第に近づいているという感じがするならば、
今度は普通の瞑想、あるいは図解瞑想も併用して、願望の実現を早めるほうがよいだろう。
図解瞑想とはなにか?マーフィーの本をはじめ、多くの本に書かれているもので、○○を入手したときの喜びの有様を図形化して、瞑想するのである。
そのとき、それを信じているかどうかが、鋭くひびくものであることを忘れてはならない。もし信じないなら、このような方法を使うべきではない。
もし信じるなら、入手したときの歓喜を空想するほうがよい。
そのような空想を砂上の楼閣と呼ぶ人が少なくない。しかし、なにごともまず砂上の楼閣からスタートすることを忘れてはならない。
問題はそれを単に夢に終わらせるか、途中で挫折してやはり幻の夢となるか、あるいはそれを実現までもっていくか、ということである。
最後に、繰り返しになるが、重要なことをもうひとつ記しておきたい。
どんなふうにして、○○が入手できるか、
その経路を、このようにして、次にこうしてという順序を決めてかかるべきではない、ということである。
なぜなら、それらはたいがい私たちの理性の範囲外のことであり、宇宙の心と実相に任せるべきである。
宗教的な表現をするなら、神は私たちの想像もつかない、さまざまな方法を知っているからである。

いかがでしたでしょうか?この後、「就職・昇進はこうしてかなう」「よい恋人を獲得する」「禁酒・禁煙も実現する」「慢性病を治す法」など
なにかと気されている方が多いテーマへと進みます。
著者である、謝 世輝(しゃ せいき)さんは、台湾出身の日本の物理学者で、理学博士。のちに世界史に転向。
幼少の頃は体が弱く、様々な困難を乗り越え成功を重ねてていく中で、願望実現の真理を会得。たくさんの自己啓発書を出版し、
多くの悩める人々に指針を与えてきました。興味のある方はぜひチェックしてみたください!

 


『新装版 信念の魔術』
謝 世輝/著 本体1,000円 ISBN:978-4-8454-5021-3

ダイアモンド☆ユカイさん推薦帯! !
思いは現実化する。運命の糸は自分で操れる!
「信念が強くなれば、何でも可能」といわれるが、ほんとうにそうなのか、なぜそうなのか、
詳しく知りたいと多くの人は願うであろう。本書では最悪の条件の下に奇跡を実現した多くの例について、
なぜ可能であったかを、稲盛和夫、松下幸之助、伊能忠敬、シュリーマン、アンデルセン、ヘレンケラーら偉人を例に、
トラインやマーフィー、アデイントン、シュラーなどの自己啓発書からの引用をふまえて、具体的に解説する。
目次
第一章 「求めよ、さらば与えられん」は本当か
第二章 強大なパワーを持つ〝信念〟とは何か
第三章 全智・全能の実相の真実
第四章 奇跡を生む「信念の魔術」
第五章 願望達成への実践方法

 


著者について
謝 世輝(シャ セイ キ)本名、河津世輝。1929年、台湾生まれ。
台湾大学を卒業後、名古屋大学大学院で原子物理学の博士号を取得。
理学博士。元相模工業大学、東海大学教授。科学の進歩・発展は必ずしも人類のためにならないと考え、
文明・文化史及び歴史学に転身。マーフィーの法則をはじめとする潜在能力の活用法にも造詣が深く、
独自の世界観に基づく人生論は、逆境にあえぐ現代人に力強い指針を与えている。
著書に、
『達成力』『言霊の法則』(以上、サンマーク出版)『マーフィーの成功法則』(三笠書房)
『スーパー世界史』(講談社)『やりなおしの世界史』(オーエス出版)
『世界史の新しい読み方』(PHP文庫)『たえず強く念じなさい。すべては実現する!』
『「強く念じる人」が運命を操れる』(以上、KKロングセラーズ)など多数。