『セミナー講師 超入門』の著者が教える! オンラインセミナーで相手に分かりやすく伝える技術!

新型コロナウィルスの影響で、リアルで開催するセミナーやイベントが
軒並み中止や延期になっています。
私も、リアルで開催するセミナーや企業研修を中心に活動していましたので、
かなりの影響を受けました。

最近では、オンラインで開催するセミナーや企業研修、イベントなどが増えています。
社内会議なども、オンラインで行われることが多くなりました。
オンラインで行われるセミナーや会議は、同じ場所に集まる必要がないため、
参加者にとっては交通費や、移動時間の節約になります。
セミナーやイベントを開催する側にとっても、会場代がかからないことや、
コロナの感染者数が増えたとしても、
中止にするかどうか、悩まなくていいというメリットがあります。

 (ここでは、オンラインセミナーに焦点を当てて
「相手に分かりやすく伝える技術」を紹介していきますが、
企業研修、講演会、会議、プレゼン、イベントなどでも活用できると思います。)

さて、メリットばかり感じるオンラインセミナーですが、
リアルセミナーを開催する気持ちで臨むと痛い目をみます。
「リアルとオンラインとでは全くの別物である」と考えた方がよいでしょう。

私が講師トレーニングしている塾生が、リアルセミナーと同じ感覚で
オンラインセミナーを開催したところ、伝えたいことが伝えられず、
予定より15分も早く終わってしまいました。

一体、何が違うのでしょうか?

オンラインセミナーは、「空気感がつかめない」という最大のデメリットがあります。

リアルセミナーは、参加者の目線、顔の表情、うなずき具合などの非言語から、
その場の空気をつかむことができました。
その場の状況によって、話題を変えたり、質問をしたりして、
会場の空気を作っていくことができます。

これが、オンラインセミナーでは、全く通用しないのです。
ビデオ会議システムの向こう側にいる受講生は、ほとんど反応をしません。
これでは、内容を理解できているのか、できていないのか分かりません。

では、どんなことを意識しながら、

オンラインセミナーを開催していけばよいのでしょうか?

❸つのポイントをお伝えします。

 

❶台本を作る

リアルセミナーでも台本は必要ですが、
その場の雰囲気がつかめないオンラインセミナーは、
話の流れがブレないように、特に台本作りが大切になります。

一字一句まで文言を書く必要はありませんが、

・「全体の枠組み」と、

・「結論」は何で

・「具体例」は何をしゃべるか? など、

台本に書いておくとよいでしょう。

アナウンサー、MCなど、しゃべりのプロがテレビやイベントに出演するときでも、
必ず台本があります。人気YouTuberも、台本を作って動画撮影をしています。
私も台本作成に時間をかけ、台本通りに進行するようにしたら、
YouTubeのチャンネル登録者数が伸びるようになりました。

●大岩俊之YouTubeチャンネル

「大岩俊之のビジネス大学」

「大岩俊之の家電アドバイザーチャンネル」

 

人前で物ごとを伝えるときは、事前準備で8割くらい決まると言っても過言ではありません。
是非、台本作りを実践してみてください。

 

❷筋道を立てて論理的に伝える

オンラインセミナーでは、受講生の反応を見て、言葉を補足することが難しいので、
「話し方」を工夫する必要があります。
そのためには、「 P R E P 法」を活用するといいでしょう。

「 P R E P 法」とは、

結論Point)

理由Reason)

具体例Example)

結論Point)

の順番で話を展開するフレームワークのことです。

では、具体的に「 P R E P 法」を使ってまとめてみます。

【具体例】オンラインセミナーの良い点

結論Point):時間短縮になります

理由Reason)リアルセミナーのように会場へ移動する
         必要がないからです


具体例Example)自宅からWeb会議システムにつなぎ、パソコンの画面を
          見ながら、セミナーを受講することができます


結論Point)時間短縮になります

このようにまとめると、話すことの論点が分かりやすくなります。
何が言いたいのか分からない。話が違う方向にズレるなどを防止することもできます。

この「 P R E P 法」
「話し方」だけでなく「書き方」でも使えるので、
資料などを作成する際に用いてみてもよいかもしれませんね。

 

❸講師が長時間しゃべり続けない

リアルセミナーでは、講師が一方的に60分程度話し続けても成立しますが、
オンラインセミナーでは、受講生の集中力が続きません。

講師がしゃべり続ける時間は20分くらいまでにして、
課題を与え回答を書き出してもらったり、
考えたりするワークを取り入れるとよいでしょう。

60分セミナーの場合の配分サンプルは、
15~20分講師が話し、5分~10分ワークをして内容をシェアしてもらい、
また15~20分講師が話してワークを入れるという感じです。
2時間以上のセミナーでしたら、40~50分くらいに1回は休憩を入れ、
リフレッシュする必要があります。

受講生の集中力を保つことで、相手に伝わりやすくしているのです。

いかがですか?
オンラインセミナーを開催する際のポイント、ご理解いただけましたでしょうか?
是非、ご活用してみてください。

 

〔寄稿/営業部再生コンサルタント:大岩 俊之〕



『1年目からうまくいく! セミナー講師 超入門』
大岩 俊之/著 定価:1650円(本体1500円+税10%)
実務教育出版 刊

ISBN:9784788913400
造本:四六並製

■内容紹介
最初の一歩を踏み出すのが難しい「セミナー講師」。テーマの見つけ方から、シナリオの作り方、集客、当日の〝場〟のつくり方まで徹底伝授!

自分の経験やノウハウをセミナーで教えて対価を得たり、本業のPRのためにセミナーを開催したりしたい人は大勢います。しかしながら、自分ならではのテーマを形も中身もセミナーらしく作り上げるのは、なかなか難しいものです。本書では、①セミナー講師、②研修講師、③講演講師として横断的活動を続ける著者が、セミナー講師として一歩を踏み出して将来的に「呼ばれる講師」になるためのノウハウを基礎基本から徹底解説します。
実務教育出版HPより引用〕

 

著者について

大岩 俊之(おおいわ としゆき)

営業部再生コンサルタント

大学ではAI(人工知能)を学び、ITエンジニアとして就職するが、人と会話することの方に魅力を感じ、営業職への挑戦を決意。その後、電子部品メーカー、半導体商社など4社で、法人営業を経験。売り込んだことがないのに、どの会社でも、必ず前年比150パーセント以上の営業成績を達成。200人中1位の売上実績を持つ。
やりたいことで起業しようと、読書法、マインドマップ、記憶術などの能力開発セミナー講師としてスタート。当初は知名度も人気もなかったものの、講師としての心がまえや伝え方を徹底的に磨いたことで、営業、コミュニケーション、コーチングなどの「呼ばれる講師」として、営業マンやリーダー向けのセミナーを中心に、年間120日以上登壇するようになった。特に、人気講師になるための講師養成セミナーを含め、のべ1万人以上に伝え方を指導した実績を持つ。

大岩 俊之オフィシャルWEBサイト