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ISBN 978-4-8454-2411-5
造本:四六並製
内容紹介
現役医師が入念な取材を重ね
臓器移植の危険性や問題点を世に問う、
本格派医療小説。
主人公の新町京祐は、医師を目指す医学部生。
しかし、突然襲いかかった病魔で入院、腎炎から慢性腎不全を患う。
退院後、引き続き医師を目指して研修を行うものの、
人工透析が必要な、不具な身体になってしまう。
日本では合法的方法として、脳死から提供される生体腎移植があるが、
希望して待っていても絶対的に提供者の数が少なく、物理的に不可能といわれる。
そんな彼の元に、全国腎移植推進協会を名乗る男から、
フィリピンでの臓器移植の話が持ち込まれる。
貧困のため、二つある腎臓の一つを売りたい人がたくさんいて、
裏で売買されているとか。
倫理観にさいなまれる主人公だが、
ついに決心をし旅立つ。
手術は成功したかのように見えたが……!?